小型プリンタとは
バーコード・ラベルプリンタの印字方式には熱で発色する感熱ラベルを利用する感熱方式(ダイレクト・サーマル式)とフィルムに塗布されたインクをラベルに 熱圧着をして印刷する熱転写方式(サーマル・トランスファー式)とがあります。
いずれの場合も品質の高いバーコードを印刷するには、サーマルヘッドの温度やヘッドとラベルとの圧着力が適切に調整されている必要があり、 非常にデリケートな製品です。
プリントヘッドは印字幅が最小2インチから最大6インチのバリエーションがあり、印字密度としては203, 300, 406, 600 DPIの4種類があります。
小型ラベルプリンタは印字幅が2または4インチ、印字密度が203 DPIまたは300 DPI の製品です。高速印刷を必要としない生産工程や医療機関などで 多く使用されています。バーコード・ラベルの素材には、紙,合成紙,ペット紙(ペットボトル素材)があり、熱転写リボンに塗布されるインクにはワックス系,セミレジン系, レジン系の3種類があります。品質の高いプリントには、ラベルの素材とインクリボンの適切な組み合わせも必要です。
感熱印刷でも熱写印刷の場合も、ヘッドの温度を含めて最適な調整がされていないと、印刷が強すぎてシンボル全体が黒く滲んだり、 逆に薄く掠れたりして読み取りの品質にも影響します。