角型の近距離での読み取り専用アンテナ。
遠距離にあるタグとの交信は行わないのが特徴。

CS777の設計コンセプトを受け継いだ、近距離読み取り専用のUHFアンテナです。
丸型の構造から角型に変更をして、現場での取り付けや装置への組み込みを行いやすくした製品です。UHF RFID 用途の大型サイズの磁界型アンテナで、形状が角型なのはこの製品が唯一のものです。

UHF RFIDは、アンテナから離れたところにある複数のタグを一括して同時に読み取る能力が特徴です。ただし、その近傍に読む必要のないタグがある場合にも、一緒に読み取ってしまうリスクがあります。UHF RFIDで一般的に利用される電界型のアンテナから放射されるエネルギーは、距離に反比例して減衰します。

それに対して、磁界型では距離の二乗に反比例してエネルギーが減衰します。そのために遠距離でのエネルギーは極端に低くなり、離れた場所にあるタグとの交信が行われるリスクは低くなります。POSシステムのRFID清算レジのカウンターにこのアンテナを設置すると、読んではならないタグを読み取るリスクを低くすることが可能になります。

～近距離アンテナとは～
電磁誘導と電波方式を併用した近接・近距離読取に適したニアフィールドアンテナです。
周辺タグからのゴーストリード減少に効果があります。

一般仕様