フジクラ・ダイヤケーブル UHF帯漏洩同軸ケーブル ZLCX
以前は地下鉄の構内やトンネルの内部は電波が届かない「電波不毛地帯」でした。今では地下鉄の車内でも多くの乗客がスマホやタブレット端末を操作しているのが普通の風景になりました。それを可能にしたのが、漏洩(ろうえい)同軸ケーブル(LCX: Leaky Coaxial Cable)です。
一般に同軸ケーブルは、中心から中心導体、絶縁体、外部導体、外被の順で構成されています。漏洩同軸ケーブルとは、外部導体に空けたスロットと呼ばれる穴から電波を外に漏らすことにより、ケーブル全体をアンテナにする通信方式です。
地下鉄の構内や線路沿いには、このケーブルが車両の窓の高さに設置されています。それによって駅構内はもとより車内にも電波が届きやすくなり、今のように快適な通信環境が実現されました。この通信方式の普及に貢献をしたのが、フジクラ・ダイヤケーブルの漏洩同軸ケーブルです。
フジクラ・ダイヤケーブルはこれをUHF帯のRFID技術にも応用して、漏洩同軸ケーブル(ZLCXシリーズ)を開発しました。RFIDタグが置かれている空間にZLCXを配線することによって、安定したタグの読み取りが可能になります。この通信方式は、棚などに置かれているタグの読み取りには特に有効ですが、読み取り性能はタグの特性にも依存するため、事前に検証を行うことが必要になります。
内部導体 |
材料 : 銅線 標準外径 : 2.0mm |
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絶縁体 | 材料 : 発泡ポリエチレン |
外部導体 | 材料 : 開口部を施した銅ラミネートテープ |
シース |
材料 : 難燃ノンハロゲン黒色ボリオレフィン 標準外径 : 7.3mm |
概算質量 | 65g/m |
適用周波数 | 915 ~ 930 MHz |
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標準減衰量(20℃) 920MHz | 1.09 dB/m |
標準統合損失(95%確率値) 920MHz | 38 dB |
許容屈曲半径(最終固定時) | 100mm |
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許容屈曲半径(布設時10往復) | 250mm |