ハンディ・リーダとは
コンビニPOSシステム等で普段目にするハンディ型のバーコード・リーダは、自動認識機器のなかでは生産量・生産額ともに最大であり、ハンドル又は一体型のケースにバーコードリーダ・モジュールが組み込まれている製品です。
ハンディ・リーダは1次元バーコード・リーダと2次元コード・リーダに大別され、1次元バーコード・リーダは、さらに CCDスキャナとレーザー・スキャナの2方式に別けられます。
1次元バーコード・リーダのCCD方式はリニアイメージャ、2次元コード・リーダは2次元イメージャと呼ばれることもあります。ハンディ・リーダの主要性能は、応答速度、視野幅、読み取り深度などですが、応答速度は仕様として規定されることが少なく、 実際に読み取ったときの感覚や手にしたときの重量バランスは実機で評価することが求められます。
一般に米国製品は作りが頑丈で重量感があり、日本を含むアジア圏の製品はコンパクトで軽量に設計される傾向があります。
2次元コード・リーダには、照明に工夫を加えてDPM(ダイレクト・パーツ・マーキング)に対応している製品や、10メートル以上も離れた距離から シンボルを読み取る能力をもつロングレンジ・リーダなど、ユニークな特徴をもつ製品も開発されています。